IFFT/Interior Lifestyle Living2015
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IFFT/Interior Lifestyle Livingとは
インテリア好きのわたしが最近、知った見本市です。
それは東京から世界へ向けて「ライフスタイルを提案する」インテリア・デザイン市場のための国際見本市。ドイツで開催した国際消費財見本市<アンビエンテ>、家庭用・業務用テキスタイルの国際見本市<ハイムテキスタイル>の2つを母体とするインテリア ライフスタイルの姉妹見本市です。
そのため、会場には出展社も来場者も外国の方が多く国際色が強い場所となっていました。
印象に強く残ったもの
見本市ということで、いろいろなブースがあります。それぞれ、企業や商品コンセプトを生かしPRやプレゼンテーションをしやすくブースが設置してあり見ごたえがあります。その中でも私の度肝を抜いたのはこちらの展示ブースです。
「こころの木の家具 北海道プロジェクト」さん。
なぜ、度肝を抜いたかというと、この会場の広さに贅沢に木材を淡々と、飾っているんです。この写真のパターンのように「シンプル」に木材を展示している・・ただ、それだけの展示方法が私の度肝を抜きました。笑
このブース付近に行くと、まず木材の心地よい香りに、体が求めるかのように自然と足がブースに引き寄せられます。そして、木材の素材を感じます。目、手、嗅覚。そこから取得した情報は、これがどのような場所に生えていて、伐採され商品に生まれ変わるのか、加工されるのかイメージを掻き立てられるようです。
▼企業コンセプト:旭川家具工業協同組合
できることなら、近くの山から伐り出した木で家具をつくりたい。北海道に木工業が生まれたころのように。実は「ない」と言われていた北海道の木材資源はここ数十年で着実に増えており、私たちが家具作りに使う広葉樹も、日本有数の保有量になっています。今こそ、この恵みを産業全体で活用するとき。旭川から始まった「日本の森を守る家具づくり」が、北海道全体に広まっていきます。
数年前の情報である「日本の森は枯渇している」という情報はもう古く、逆に太く年寿の高い木々が多く密集している状態。春になるとこれは「大量のスギ花粉」となり私たの健康に被害を及ぼします。しかし、実はこれは人間だけの問題だけでなく適度に伐採し活用することが森を健康に保つ生態系に関わるのです。日本で林業がまだ発展途上である今、この事実と意識とに目を向けて積極的に家具・インテリアに加工する努力が必要だということです。
美しい、山形緞通!
次に印象に残ったのは山形緞通です。
緞通は知っていましたが「山形緞通」は初めて見ました。とても大きな面積に大胆なデザインと色使い。かと思えば、細かく美しい花柄模様やパターン模様まで様々ありました。
山形緞通とは?
山形緞通は、日本唯一、糸作りから染め、織り、アフターケアまですべてに気を配りながら職人による一貫生産を行っています。「足もとからのおもてなし」の気持ちをお伝えし、暮らしが豊かになるよう願うコンセプトを持っています。昭和10年にシルクロードの織物技術を学び、山形の地で素足の生活模様に合わせた日本のじゅうたんを独自につくっている会社です。
その種類は「古典ライン」「新古典ライン」「現代ライン」「デザイナーライン」と4種類あり、お客様のニーズや暮らしのコンセプトにマッチするよう様々なデザインがあります。
オンラインショップもあるので、気になる方は是非見てください。絨毯の美しさを見ることができますよ♪
会場は広い・・!
みどころは本当にたくさんあります。国際見本市というだけあり、3時間ほどたのしむだけの価値も量もあります。
みなさまも、インテリアを見て楽しむ見本市をおすすめします。
最先端や、伝統を感じることのできる刺激的な空間です。