イタリアの国際建築賞、デダロ・ミノッセ日本巡回展!
イタリアの国際建築賞、デダロ・ミノッセ!
イタリアの国際建築賞「デダロ・ミノッセ」が、日本初の巡回展と記念講演会をみなとみらい、横浜ランドマークタワーで行っています。
今回の巡回展は、2013・2014年度の大賞4作品をはじめ、特別賞8作品、佳作の12作品と優秀作を含め、計82作品を一挙にみれるようです。また、歴代の受賞者による記念講演会を東京で開催するなど豪華な巡回展の内容となっています。
その理念は
「優れた建築には良き発注者と素晴らしい建築家の双方の存在が必要である」
・・というもの。選ばれた作品は一体どんな姿をしているのでしょうか。建築家だけでなく発注者にも賞が授与されるという世界でも類稀な賞のようです。
それだけでなく、主催は登録建築家2,700人の日本最大級の建築家ネットワークと全国の加盟建設会社が運営するスタジオ193カ所をネットワーク展開するアーキテクツ・スタジオ・ジャパン株式会社。そして後援はイタリア大使館とヴェネト州(イタリア)ということで、開催前から大期待を抱いているわたしですが、会場に到着すると予想外の受賞作品の数に歓喜しました!
さすがに建築物(家や施設やビル)なので実物はありません。そのパネルや説明が会場いっぱいに埋め尽くされています。
デダロ・ミノッセとは
しかし、デダロ・ミノッセとは何のことでしょう。イタリア語となると、英語と違ってまったく想像がつきません。
調べてみると、北イタリアのヴィツェンツァで1997年に設立された国際建築賞であり、イタリアでは一番知名度のある省として知られています。冒頭に記述した「優れた建築には良き発注者と素晴らしい建築家の双方の存在が必要である」という理念のもと受賞作品が選ばれているようです。
必見!受賞者の後援会が東京で開催
巡回展を記念し、ミラノ万博・日本館の建築プロデューサー北川原温さんと、受賞者たちによる特別講演会が2015年12月11日に東京は九段南にある「イタリア文化会館東京」で行われるようです。
今回、わたしはこちらにお邪魔しませんでしたが講演会後はワインパーティがありとてもゴージャス!ただし、参加するには事前にWEBサイトから申込むことが条件だそうです(入場無料)。詳細はURLからご覧くださいね。
また、ミラノ万博へ出品した作品パネルのコーナーも見ごたえがありました。
さらに、展示会場の一番奥の本棚は面白くて珍しい国内外の建築関係の書籍を自由に閲覧できるコーナーがありました。これ、買ったら何千円・・、数万円するんだろうな~というコレクションの数々に圧倒。
案内の方に話を聞いてみると、国内でただ一軒しかない京都にある「建築関係専門の本屋」さんと連携を持ち、世の中に建築をもっと知ってほしいというコンセプトでこのみなとみらいの展示会場に本を置いているそうです。
建築の世界は専門的ですが、素人のわたしにもその造形の美しさや精巧さは本のページをめくるごとに伝わってきます。デザインセンスや住居空間を、個々のニーズに合わせた設計をすることで、生活を豊かにする建築技術は奥がとても深くわたしの浅はかな知識ではなかなか語れません。
しかし、ここに来ればその知識は書籍として存在しています。
デダロ・ミノッセは2015年12月13日まで!
日本初の巡回展、入場無料ですのでお気軽に見てみてください♪