インテリアとカフェがすきなわたしの料理教室

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輪郭と余白/ランドスケープアーキテクト・大野暁彦展

ランドスケープアーキテクト・大野暁彦展

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 JR新橋駅から徒歩5分ほどの距離にある場所に、都市・建築・アート・写真を考えるというコンセプトを持った、「ギャラリーてん」があります。12月19日(土)まで、若手気鋭のランドスケープアーキテクト、大野暁彦さんの実績とプロジェクトの展示会をしているということで行ってきました。

 

大野暁彦さんとは

1984年、東京都荻窪生まれ。
2009年に千葉大学大学院園芸学研究科修士課程修了中から文化庁新進芸術家派遣制度としてオランダ・OKRAに勤務をし、2013年からはSfG landscape architects代表として主に庭などのプロジェクトを設計。

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また、多数の受賞歴を持ち、プロジェクトにも多く携わる大野さん。
その独創性は人と場をつなぐ空間デザインで表現され、日本とオランダで造園・土木・建築・都市を学び、国際的センスを兼ね備えたセンスが人気をよび、論文や出版物として世の中にランドスケープの情報発信を活発的にされている方のようです。

ozoneaki.tumblr.com

 

 ところで、基本的なことですがランドスケープアーキテクトとはなんでしょうか。

 

ランドスケープアーキテクトとは

住宅地、都市開発、リゾート地などさまざまな建築物の開発に際し、建物プランだけでなく、敷地を含めた景観と生活環境をデザイン的手法を用いて構築する建築の専門家のこと。つまり、人と場との間にある必然的でかつ日常的な空間のデザイン(=ランドスケープデザイン)をする職業のことです。

ランドスケープ - Wikipedia

 

はじめてこの職業の名前を聞きました!

とても専門的な職業に思えます。他の方のブログを調べてみると、海外では馴染みがあるようですが日本では、まだ大きく知名度は広がっていないようです。

 

展示会風景

「人の場と間にある必然的で日常的な空間デザイン」というランドスケープデザインの専門である大野さんの展示会は、ミニチュアサイズの模型があったり、動画が流れていたり。パネル紹介がありランドスケープアーキテクト初心者のわたしでも理解が得られるわかりやすい内容となっていました。 

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もしランドスケープアーキテクトという職業をご存じでない方は、実際にその仕事や内容を知るチャンスです。

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パネル文章抜粋

"輪郭とは、あらゆるモノの様相を決めるものであり、それが何であるか判断するうえで重要な要素である。

空間や都市や風景においても同様であり、見て得られるすべての情報を認識しているわけでわなく、ぱっと見てわかるその空間の輪郭からその場を認識するだろう。輪郭は、その様相を決めるとともに、境界線としてサイト内外の関係性を規定する。不明瞭な輪郭を設定すれば、周囲の環境と一体化するだろうし、行き来も自由にできる空間となる。

余白とは何もないことではない。
余白があることで絵が引き立つように、余白は場所性やプロジェクトサイトの文化や生活を表出させる舞台でありスクリーンであるといえる。よはくであるからこそ、様々な利用を可能を受容するのであり、様々な活動を受け入れる余地になるといえる。"

 

いかがでしょか。

「輪郭と余白」というテーマはランドスケープに必要不可欠なだけでなく、もっと奥深くナチュラルなものであると同時に、私たちの生活と密に存在するものなのです。

 

この続きは是非会場でご覧ください。

展示会は2015年12月19日(土)まで行われています。

 

▼詳細

www.gallery-ten.tokyo