渋谷のカフェ&バー factory
つくりたいのは、つくる人たちの居場所です
今日は、わたしが2年前に出会った渋谷駅から歩いて徒歩5分。
渋谷と青山の中間地点にあるカフェ&バーのfactoryさんをご紹介します。
こちらのお店はなにしろ居心地が良いんです。広々と作られた店内は開放的で、お隣とのテーブルの距離があるのがうれしい!
こんな空間をどうやって作ったのかなぁ・・。思い切って、店長の西原さんにインタビューしてきました。笑
どうしてお店をオープンしようと思ったのですか?
2011年11月に誕生したこちらのお店は、今年で4周年を迎えます。
はじまりの、そのきっかけは何なのでしょう。
「昔から考えてましたよ、学生時代から。笑」
わたしの唐突な質問にも、微笑みながら気持ちよく語ってくれた西原さんに、お店と同じような居心地の良さを感じます。
学生時代から、人生経験のために他業種を多く経験していた西原さん。中でもカフェをオープンしたきっかっけを与えてくれたのは「BLUE NOTE TOKYO」でアルバイトをした時だったようです。
「居心地の良さって大切ですよね」
BLUE NOTE TOKYOといえば、世界の一流ミュージシャンが集まる場所。そこで振る舞われる音楽・飲食・心地よさ・サービス。それを体験する空間を、「お店」がお客様に提供することに感銘を受けたという。
それからいろいろな経験。構想、思い、タイミング、きっかけが重なりこの場所にfactoryが誕生しました。
思い切って、店名の由来も聞いてみました。
なぜ、Factoryなのでしょうか?
「(笑)アンディ・ウォーホルが好きなんです。その方のアトリエの名前がfactoryなんですよ。」
あぁ、なるほど!!とてもわかりやすい理由です。笑
アンディ・ウォーホルといえば、森美術館で2014年に開催されました。日本では実に20年ぶりに開催されたという「アンディ・ウォーホール展:永遠の15分」。その展示作品数は約400点に加え、ウォーホルの私的な書簡、雑誌の切り抜き、写真など約300点も一挙公開され大きな話題を呼びました。
そう考えると、BLUE NOTE TOKYOで働いたりアンディ・ウォーホルが好きだったり・・。アート感度が高い西原さんだからこそ、居心地のよい空間が作れるのではないでしょうか
内装やインテリアのこだわり
「店内の配置は、エクセル表の升目を細まか~くしてつくりました。笑
僕と知り合いの大工さんで。
もちろん業者に頼んだ部分もありますよ。」
驚いたことに、自分たちでできることは手作りということです!
レジ周りや本棚の図面。
テーブルや椅子を組み立てて、一つひとつfactoryはつくられたのです。
コンセント完備、Wifi無料のワケ
'コンセントお断り'のお店も多い中、当たり前のようにfactoryは店内が現代機器にとってやさしく親切な環境が整っています。しかも全席に完備!
「昔は、小説家や作家は紙と鉛筆を持って
喫茶店に何時間もこもってたと思うんですよね。
だけど、現代はそれがパソコンに変化しただけですから。」
これも開店当時からの西原さんの考えだそうです。
「あ、あとテーブルも大きめの選んでます。
パソコンや書類のせても余裕があるように。」
そういわれてみればゆったりとしたサイズのテーブル。
椅子も大きめですわり心地抜群。
居心地をよくしたい。
お店に長くいてほしいという気持ちが伝わってきます。
個人的に思ったのは、隣の人のテーブルと距離があるのもポイントが高いです。一人で集中したい作業も、気にせずリラックスしてできそうです。
居心地のよい空間を目指したら、まずはインテリア。
そして人が心地よい、便利と思える環境を整えるのは、西原さんにとってきっと自然な考えだったのでしょう。
おもしろいfactory
お話をしていると、factory・・。西原さんだからこそできるサービスを見つけました。それは、ワンドリンクオーダーすれば、お弁当やお菓子を持ち込んだり。他店から出前をとることも可能というサービスです。
ただし、15時以降はフードチャージ(食事持込み料)が1名につき500円かかりますがルールは同じです。
もちろん、飲食は充実した品ぞろえ。
カフェメニューだけでなく世界から集めたビールが常備、約70種類以上あり豊富。自家製チキンバターカレーやおつまみのミックスナッツ。デザートにアイスまである。
そこに加えて、フードの持ち込みがOKとなるともう最強ですね!笑
わたしの感想
遊びすぎて疲れた。
あれ、携帯の充電がやばい!
仕事の打合せはどこでしよう?
今日のランチ、お弁当作ったのに食べる場所がない~。
いいスタジオが見つからない・・、PVの収録どこですればいい!?
ベジランチONLYのオフ会を開くのにいい会場ないかな?
ワークショップしたいな~。
なんでもいいんです。
なにかを「つくりたい」。
それは時間、場所、きっかけ、チャンス。
それらをつくりたいと思ったら、ぜひfactoryに相談してみてください。
きっと、みなさまのいいきっかけになるはずです。
いろいろなニーズ(気持ち)に対応してくれる、居心地のよいお店です。