インテリアとカフェがすきなわたしの料理教室

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お部屋の雰囲気を左右する個性的なインテリアの木材たち ~日本の木材編~

インテリアを選ぶとき、木材を重視していますか?

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 木材と一言でいっても、本当に種類も特徴も様々にあります。

例えば、今回は国産品の木材に注目してみましょう。

 

近年、国産の木材需要が高まっていることはご存知でしょうか。

理由は、日本人の生活に合った性質や懐かしい香り、品質など様々な理由が挙げられます。

 

具体的には、日本特有の夏の湿気と冬の乾燥が混在すること。

この対局ともいえる二つの気候の変化に、日本で育った木材は強く、長持ちするといわれています。また、国内の木材が利用されることで林業が盛んになり、森の手入れがされるという環境面でのメリットも挙げられます。

 

今回はそんな日本の木材を中心に紹介しようと思います。

 

温泉などよく使われる「ヒノキ」や、箪笥材として有名な「桐」、春先に悩まされる方も多い「杉」など日本には沢山の木材がありますが、まず、やわらかい素材で定番の針葉樹の木材を2つご紹介します。

 

ヒノキ

ヒノキには「フィトンチッド」という森林の香り成分を多く含んでいます。

これは皆様おなじみのヒノキ風呂や「森林浴」でかいだことのある懐かしい香りです。

あの心地よいヒノキの香りはとてもリラックスしますよね。木は、柔らかいピンクがかった色が特徴で、肌触りも優しくとても気持ち良いです。

そんなヒノキは、防腐・抗菌効果が高く、とても強いという特徴があります。昔から神社や仏閣の建材に沢山用いられてきました。その中でも世界最古の木造建築で有名な「法隆寺」は1000年以上経った今も健在で、世界最高レベルの耐久性と保存性を証明しています。

 

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杉は古くから使われている日本を代表する木材です。

花粉のイメージが強くありますが、優しい色合いと温かみを感じさせる肌触りの木材です。また、柔らかく加工もしやすいことから色々な家具にも使われています。国産杉を扱ったお店も増えてきたので目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。小さな子どものおもちゃでも、柔らかく加工のしやすい面から最近注目をされています。

また、集合住宅などの床材としても人気なので、床とあわせて杉材のインテリアをコーディネートするのも素敵です。

 

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次に、固くずっしりとした広葉樹を2つご紹介します。

針葉樹に比べ成長が遅いものが多く高価なものとされています。

 

ナラ

日本の「ナラ」は別名ミズナラ、ホワイトオークと同じ樹種で「ジャパニーズオーク」と呼ばれています。

このナラの柾目には虎斑(とらふ)と呼ばれている虎の毛並みに似た模様が見られ、黄色ががかった色合いとこの独特の風合いが織り成す美しさが特徴です。木肌の細やかさと木目の美しさで高級として世界的に評価が高く、また成長が遅いことから希少価値の高いナラですが、ドングリのなる木としてもおなじみの木です。(日本には約20種類のドングリの木があります)

また、椎茸栽培の原木、ウィスキーの樽など私たちの生活に密着した木でもあります。

 

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ダケカンバ

最後に、今回どうしても紹介したかった私のお気に入りの木材「ダケカンバ」について。この木材は美しさだけではなく、パワーに溢れています。

 

不思議な響きのダケカンバ。

明るい場所を好み成長も早く、破壊されてしまった森林でも真っ先に生え、力強い生命力がある樹木のダケカンバ。

 

ここまでは白樺も同じ特徴なのですが、森林限界(背の高い木が育たなくなる限界の高度)周辺でもたくましく生息しています。もちろん木材としての性質も優れていて、摩擦に強く黄色ベースの淡い色合いで磨くと艶やかで、アンティーク調の風合いと美しい光沢があります。そんなダケカンバを使ったインテリアがあると、パワーをもらえるような気がします。

 

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まとめ

少し調べただけでも、このように素敵な木材が日本には沢山存在します。

古くから日本の家屋や家具などは木材の「斑」を楽しんだり長く使われていく中で変わる風合いを楽しんだりと、素材そのものを楽しむ傾向がありました。そんなわたしたちだからこそ、国内産の木材を見つめなおし、積極的に消費することが結果、自分たちの住む国の環境や社会に貢献していることにつながります。

 

日本にはまだまだ、他にもすばらしい木材が沢山あります。ぜひ、皆様のお気に入りの木材を見つけてみてください。